「絵本の選び方」を知る上で重要な3つのポイント!
絵本を選ぶ上で、重要なポイントとはなんでしょうか?
…
これから、子供教育の専門家などの意見を参考にした、
「絵本の選び方」で大切にしたい3つのポイントを紹介していきます↓↓
「言葉のリズム」が良い!
教育や学習の専門家である松永暢史さんは、
著書「将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!」の中で、
「読み聞かせとは、“音を聞くこと”」だと語っています。
これはどういうことかというと、
言葉を覚えるには、まず「言葉のリズム」を脳に覚えさせる必要があるからです。
まだ生まれたばかりの赤ちゃんは、言葉の意味なんてわかってませんよね。
それでも、胎教や赤ちゃんへの読み聞かせが効果的と言われているんです。
その理由は、「言葉の音」を何度も繰り返し聞いてるうちに、自然と『話す・聞く』に重要な「耳」が早くから形成されるからです。
つまり、言葉を覚えるには、まず“言葉の音をしっかりと聞き取れる耳を作る”必要があるのです。
学ぶための土台を作ると言ってもいいですね。
そのためにまずは、「言葉のリズム」の良さを基準に絵本を選ぶことをおすすめします。
では、リズムのある絵本の特徴とはなんでしょうか?
↓↓
- 「繰り返し言葉」が使われている(ぶーぶー、いないいないばぁ、など)
- 絵本の「童謡」が作られている(「あおむし」なども童謡がありますが、月曜日から始まって・火曜日…と、リズムがあるのがわかります。)
などです。。
「シンプル」でわかりやすい話!
これは子供だけでなく、大人も共通ですが、
誰でもわかりにくい話は聞きたくありませんよね。
年齢や子供の反応によって、絵本の話の難易度は変えていくことは必要ですが、
子供の反応があまり良くない場合は、もっとわかりやすいシンプルな絵本を選んであげることが大切です。
大人になっても「心に残る」絵本!
「記憶に残ってる絵本は?」
という調査をした研究があったのですが、
絵本の新しさは関係なく、それよりも昔から伝わっている絵本が多く見られました。
(わかりやすい例を出せば、「ももたろう」が昔話の名作として挙げられます。)
どんなに「読み聞かせ」しても、心に残らないのでは意味がありません。
これからの子供たちにも、大人になっても「心に残る絵本」を読み聞かせてあげたいですよね(^^♪
【年齢別】おすすめ「絵本の選び方!」
ではここからは、“年齢別”に分けたおすすめの「絵本の選び方」のポイントを紹介していきましょう↓↓
「胎教~0歳児の赤ちゃん」:言葉の音がポイント
「胎教時~0歳児の赤ちゃんの時」の読み聞かせポイントは、
“言葉の音”を聞かせること。
先ほど「読み聞かせの1番の目的」についてお話しましたが、
赤ちゃんが言葉を覚えるには、まず“言葉の音”を耳で聴くことから始まります。
言葉の音がピンとこない場合は、「言葉のリズム」と言い換えたほうがわかりやすいかもしれません。
ですので、言葉のシャワーを浴びせる感じで、「リズムの良い絵本」を読み聞かせしてあげてみてください。
言葉はまだ話せなくても、リズムにのって「キャッキャッ」と楽しんでくれるかもしれません(^^♪
また、育児の専門家の多くが語るように、
胎教時や言葉の理解できない赤ちゃんの時は、「読み聞かせする」お母さんやお父さんの感情を敏感に感じ取って育つと言いますので、
自分がリラックスして、楽しみながら読める絵本もおすすめです。
「1歳児~2歳児」:繰り返し言葉とシンプルさが大事!
1~2歳児での「絵本の選び方キーワード」としては、
「繰り返し言葉」と「シンプルで短い話」。
幼児というのは、繰り返し続いたり、リズムの良い言葉が好きです。
ですので、そういったシンプルで短い話がおすすめです。
というのも、
この年齢になってくると、少しずつ言葉を口にし始めるようになる頃ですよね。
育児用語でよく出てくる1語文や2語文・3語文で言葉を話し始める時期です。
1語文:「ママ」「パパ」など。
2語文:「ママ、だっこ」「パパ、いた」など。
3語文:「ママ、おやつ、ほしい」などです。
どの程度、言葉を発するかも「読み聞かせ」で、どれだけ言葉のシャワーを浴びせるかが影響してきます。
「うちの子、少し言葉を話すのが遅いかも…」
とならないように、ぜひ何度も「読み聞かせ」をしてあげてみてください(^^♪
- 「いないいないばあ」(著者:松谷みよ子)
- 「がたんごとん がたんごとん」(著者:安西水丸)
- 「ごぶごぶごぼごぼ」(著者:駒形克己)
- 「じゃあじゃあびりびり」(著者:まつい のりこ)
- 「ころころころ」(著者:元永定正)
…など
「2歳児~3歳児」:わかりやすく短めのストーリー
「2歳児~3歳児」の年齢になってくると、
繰り返し言葉ばかりの絵本では飽きてくることもあります。
そういう時期に入ったら、
次は「短めのストーリー系の絵本」も読み聞かせてあげると喜びます。
アニメ化されてるかどうかなども基準に選んでみると、
子供は合わせて楽しむことができますので、おすすめです(^^♪
「ぐりとぐら」「ノンタン」「ももたろう」「三匹のこぶた」など。
「4歳児~5歳児」:子供の反応(好奇心)を優先!
この年齢になってくると、「あれはイヤ」だとか「これが好き」だとか自分の思ってることを伝えらえる時期になっていると思います。
ですので、基本的には「子供の好奇心を優先」させて、絵本を選ばせてあげるようにしましょう。
ただ、子供が自分で選んだ絵本だけでなく、親も選んであげるようにするのがおすすめです。
これは、子供だけの絵本選びでは、まだまだ世界が狭いので、いろんな世界があることを知らせてあげるためです。
その上で、「好き」と「イヤ」の反応をみながら、絵本選びすることをおすすめします。
「日本昔ばなし」「世界の名作絵本(フランダースの犬、あらいぐまラスカル、など)」
「ウォーリーを探せ」「はじめてのおつかい」「スイミー」「100万回生きたねこ」
…など。
※(「日本昔ばなし」や「世界の名作絵本」は、こちらから無料で読めます。)
「6歳児~(小学生)」:東大生は「シリーズもの」を読んでいた。
この年齢になってくれば、少し長めの本でも読めるようになってくるでしょう。
「絵本」でなくても、物語性のあるものなら、活字本にも興味を持ち始める頃です。
このあたりの年齢でおすすめする本については、
「やればできる子! いよいよ小学1年生 (主婦の友生活シリーズ)」で、面白い記事がありました。
それは、「東大生が小学1年生のときに読んでいた本」という記事です。
その記事によると、この年齢では「シリーズもの」の本をよく読んでいたそうです。
「かいけつゾロリ」「ズッコケ三人組」「シャーロック・ホームズ」
「こまったさん・わかったさんシリーズ」「ハリーポッター」
…などなど。
これらの本は、すべてシリーズ化している人気作品です。
ぜひ、参考にしてみてください(^^♪