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「蜘蛛の糸」とは、芥川龍之介が書いた短編小説の1作品です。

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芥川龍之介「蜘蛛の糸」の内容・あらすじ

 

ある日のことです。

極楽に住むお釈迦様は、蓮池の近くを散歩をしていた時に、

地獄へとつながる蓮池の中を覗きこんでみました。

 

その時お釈迦様は、真っ赤な血の池でおぼれている“カンダタ”という1人の悪人に目を止めました。

「カンダタか…あいつは昔、何度も悪いことしたやつだからな…何か良い行いでもしてれば助けてやらんこともないのだが…」

などと思っていた時に、

「そういえば…」と昔カンダタが生きていた時に、1つ良いことをしていたことを思いだしました。

それは、カンダタは昔、優しい心で1匹のクモを助けたことがあったのです。

 

「ふむ…」

と、お釈迦様が思っていたちょうどその時、蓮の葉の上に一匹のクモが美しい銀色の糸をかけていました。

お釈迦様はこのクモを手に取り、お尻から伸びる蜘蛛の糸を血の池に向かって真っすぐと下ろしてみました

 

(地獄…)

「ん?なんだ…これはもしや…」

蜘蛛の糸がまっすぐおりてきたのを見つけたカンダタは、それに掴まって極楽へ行けるのではと考えました。

そして、すぐに蜘蛛の糸に登り始めました。

しばらく登っていき、一休みしようとしたときに下を見ると、カンダタはあることに気づきます。

それは、他の地獄の住人たちがカンダタと同じことを考えて、一斉にみんなで掴まって登ってきているのです。

カンダタは「これはまずい」と思い、銀色の蜘蛛の糸を大きく揺らし、他の罪人を落とそうとしました

しかしその瞬間!

 

プツンッ!?

銀色の蜘蛛の糸は切れて、カンダタたちは地獄の血の池へ落ちていってしまいました。。

 

「蜘蛛の糸」から学べる教訓とは?

 

ここからは、「蜘蛛の糸」で学べる教訓について見ていきましょう↓↓

 

自分のことしか考えていないと失敗する

「蜘蛛の糸」の話からは、

自分ことばかり考えて、他者をないがしろにすると、結局失敗する

という教訓が学べます。

 

お釈迦様は、カンダタに1つのチャンスをあげて、1本の蜘蛛の糸を地獄に向けてたらしました。

ですが、地獄の罪人カンダタは、他が登ってくるやいなや、蜘蛛の糸を大きく揺らし、自分だけが助かろうとしたのです。

お釈迦様も、こんな自分のことしか考えない悪人を極楽へ迎えるわけにはいきません。

なので、他の罪人と一緒にカンダタも地獄の底へ落としてしまいました。

 

この“他者を大切にする”という教訓は、ビジネスの世界で大きく成功している人たちも、同じようなことを共通してよく言っていますね。

「大きな成功を掴みたいと思うなら、まずは自分から他者に与えることを考えなさい」

これは、自分が幸せになりたいと思うなら、まずは自分から相手に幸せを与えることで、最終的に自分はもっと幸せになれる…というような意味です。

 

「蜘蛛の糸」の話からは、

自分1人だけのことしか考えない人は“最後には”どうなるか…

という教訓が学べますね。。