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「こぶとりじいさん」とは、日本の昔話の1つです。
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「こぶとりじいさん」の内容・あらすじ・要約
むかしむかし、ある村に、
“右のほっぺにコブ”のあるおじいさんと、
“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんが隣同士で住んでました。
“右のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、いつもニコニコしてみんなとも仲良しでした。
反対に、“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、いつもブスッと機嫌が悪そうにしていて、周りにはイジワルばかりしていたので嫌われていました。
ある日、“右のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、山へ木を切りに出かけました。
良い木を探しまわっていると、いつのまにか日も暮れて夜になってしまいました。
すると、近くでザワザワと騒いでいる声や物音が聞こえます。
こっそり覗いてみると、、
なんと、赤鬼や青鬼などが揃ってお祭り騒ぎをしていました。
おじいさんは初めは怖くてブルブルと震えながら隠れていましたが、
だんだんと鬼たちの踊りやら歌が楽しそうで、思わず混ざって踊ってしまいました。
ですが、おじいさんのニコニコした表情や歌や踊りが、あまりにも愉快だったので、鬼たちもおじいさんと楽しむことにしました。
「おい、爺さん!お前の踊りはなかなか良かったぞ!また来い!それまで“右のコブ”は預かっといてやる。」
と言って、おじいさんの“右のコブ”を取ってしまいました。
次の日、その出来事を隣の“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんに話すと…
「よし!俺もこのコブを取ってもらおう!」
と鬼たちのいる山へ出かけていきました。
夜になり、“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんも鬼たちの騒ぎに加わりました。
しかし…
「おい!じいさん!昨日の愉快な踊りはどうした!!そんなつまらん踊りなら見なくていい!昨日の“コブ”は返してやるから帰れ!!」
と言われ、“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、“右のほっぺ”にもコブをつけられてしまいました。
おじいさんは、そのまま泣きながら帰っていったのです…
「こぶとりじいさん」から学べる教訓って?
ここからは「こぶとりじいさん」から学べる教訓を見ていきましょう↓↓
「普段の行い」が、引き寄せる「運」を変える
「こぶとりじいさん」の話からは、
“自分の「普段の行い」が、引き寄せる「運」を変える”ことを教訓として学べます。
“右のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、
他の人にも“いつも”ニコニコと笑顔で接していました。
それは、鬼たちと接する時も自然と表に出てきたのです。
だから鬼たちも、おじいさんの「愉快な雰囲気」を気に入り、一緒に楽しめました。
良い雰囲気は、自然と良いことを引き寄せます。
だから、偶然とはいえ、右のコブを取ってもらえるという幸運を引き寄せたのです。
一方、“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、
いつも周りにイジワルばかりするような嫌な性格だったので、
鬼たちと接する時も、それが表に出てきて、悪い雰囲気になってしまったのでしょう。
悪い雰囲気は、自然と悪いことを引き寄せてしまうものです。
だから、“左のほっぺにコブ”のあるおじいさんは、さらにコブが増えてしまうという災難にあってしまったのです。
「こぶとりじいさん」の話からは、
“自分の「普段の行い」が、引き寄せる「運」をも変える”ということを教訓として学ぶことができるでしょう。。