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「雪女」を扱った昔話はいくつかありますが、日本に広く伝わる雪女の怪談として小泉八雲という作家が書いた作品が有名です。

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「雪女」の内容・あらすじ・要約

 

ある日、茂作(しげさく)という老人と巳之吉(みのきち)という若者が、2人で森へ出かけていました。

その日の帰り道、2人は大吹雪に遭い、近くの山小屋でその日は泊まることにしました。

 

2人が眠りについて、しばらく経ってからのことです。

巳之吉は、ふと体全身が凍りつくような寒気がして、目を覚ましたのです。

目を開けてみると、そこには白い着物を着た1人のキレイな女性が立っていました。

その女は、老人の茂作に近寄り腰をかがめると、耳元でフッ…と息を吹きかけるのが見えました。

そうして、次はこちらへと向かってきたのです。

女は同じように腰をかがめ巳之吉の耳元でそっと、こうささやきました。

「私は雪女…私の姿を見た者は生かしておくことはできない。しかしお前はまだ若い…今回だけは見逃してやろう…ただ、私のことを誰かに話せばその時は…」

こうささやくと、雪女は雪煙となってどこかへ消えてしまいました。

 

翌朝、目を覚まし茂作の顔を触ってみると、体全身が凍りついたかのように冷たくなっていました。

巳之吉は、恐ろしくなり、雪女の言いつけ通り誰にも話しませんでした。

 

それからその翌年のことです。

ある日、巳之吉は色白でとてもきれいな女性と出会いました。

しばらく話していると、お互い好きになり結婚することになりました。

その女性との間に子供も生まれ、幸せな生活を送っていました。

 

しかし、ある晩のことです。

巳之吉は、その女性にこんな話をしました。

「お前のきれいな顔を見ていると、どうも昔出会った雪女のことを思い出すんだよな…あぁ恐ろしい体験だったよ」

巳之吉がこう言った瞬間、女は顔色を変え、スッと立ち上がり、巳之吉のほうへとゆっくりと歩いてきました。

「…あなた、それは絶対に言ってはいけませんと、あの時言いましたよね…」

そう、巳之吉と結婚したこの女性は、あの時の雪女だったのです。

 

雪女は、約束を破った巳之吉を凍りつかせようとしましたが、

ふと子供たちが目に入り、こう言い残し、巳之吉のもとを去っていきました。

「もし、この子供たちに何かあったら、その時はご覚悟なさいませ…」

 

「雪女」の話から学べる“教訓”とは?

 

ではここからは、「雪女」の話から学べる教訓について、見ていきましょう↓↓

 

「昔の約束」でも破ると、築いた関係が一瞬で崩れ去る

「雪女」の話からは、

約束を守ること”の重要性を教訓として学べます。

 

雪女は、巳之吉と初めて出会った時、凍らせない代わりにある約束をしました。

それは、「絶対に雪女と出会ったことを口にしてはいけない」ということ。

ですが巳之吉は、時間が経ったからもういいだろう…と、ついその約束を忘れ、口に出してしまうのです。

 

巳之吉にとってはただの昔の約束でも、雪女にとっては絶対に破って欲しくはない約束でした。

それにより、雪女は巳之吉のもとを去り、子供たちにとっても母がいない状態となり、

それまで築いてきた家庭は崩れてしまいました。

 

このことからも、

「人との約束」を破ると、一瞬で関係が崩れる可能性がある

ということを教訓として学べますね。。

 

冷たいと思える人でも、必ずどこかに「優しい心」を持っている

もう1つ「雪女」の話から伝わってくることがあります。

それは、“氷のような心を持った人でも、必ず慈悲のような心は持ち合わせている”ということです。

 

雪女は1番初めに、巳之吉と出会った時でも、「若い」ということでチャンスをくれました。

そしてそのあと、約束を破った時でさえ、「子供」のことを考え、巳之吉を凍らせるのをやめました。

 

このことからも、

冷たいと思える人でも、どこかに「優しい心」を持っている

ということが、教訓として学べますね。。

 

昔から伝わる有名な怪談話「雪女」を、ぜひ今一度ご覧になってみてください(^^♪