「子供の頃の絵本の読み聞かせは、その後の“学力”に影響する…」
なんて話を聞いたことがありますか?
…
事実、「子供の頃に読み聞かせをよくしてもらった人」と「あまりしてもらってない人」の学力を比べた結果、
「読み聞かせをよく受けた人」のほうが、成績が良い傾向にありました。(平成25年度文部科学省の調査結果)
また、子供の頃の読み聞かせは、その後の読書習慣に大きく影響することがわかっています。。
子どもに「読み聞かせ」する効果って?
では、「絵本の読み聞かせ」をすることで、実際にはどのような効果があったのでしょうか?
それらを簡単にまとめてみましょう↓↓
「読書習慣」のある子どもに育つ
子供のころ親に「読み聞かせ」をしてもらった経験が多いほど、その後の読書習慣に大きく影響することが文部科学省の調査結果でわかっています。
子供に本の「読み聞かせ」をするほど、本の世界の楽しみを知ることができるので、
自然と自分から本に手に取るようになるということでしょう。
大人になってから読書をしない人のほとんどは、読書に対して苦手意識をもっている人が多かったりしますしね。
「学力」が向上する傾向にある
これについては冒頭でも少しお話しましたが、
全国学力・学習状況調査での調査結果から、
子供の頃に読み聞かせをよく受けた子供のほうが、あまり受けてない子供よりも全教科で正答率が高いことがわかりました。
この調査結果から、「子供の頃の読み聞かせ」は、
その後の「学力」にも影響を与える可能性があることがわかります。
子供との「信頼関係」が深まる
最近では、親と子供の触れ合いが減ってきている傾向にあります。
その理由は、共働きでの忙しさや子供との時間が取れない時間が増えてきているのです。
そんな中、子供に絵本の「読み聞かせ」をしてあげる機会を取れるというのは、
親と子の信頼関係が築けるということでもあります。
KUMONで調査した子供読書の調査結果によると、
「読み聞かせしてよかったことは?」
と親に聞いたところ、1番表が集まったのは、91.4%で「親子の触れ合いやコミュニケーションが深まった」と多くの親が答えています。
「読書習慣をつけてほしい…」や、「学力が上がって欲しい…」
など親としてはいろいろな思いがあるでしょうが、
やはり、1番は、子供との信頼関係を築くことこそ、「読み聞かせ」の効果と言えるのかもしれません。。
【注意点】絵本の読み聞かせは、あくまで「読書の楽しさ」を伝えること…
東京大学大学院境域学研究科教授でもあり、日本保育学会会長である秋田喜代美さんは、
「読み聞かせ」の注意点として、こう言っています↓↓
絵本を通して、文字を学ばせようとしたり、内容を理解させようする必要はない。
つまり、あくまで、読書の楽しさを伝えることが重要ということでしょう。
子供の頃から、縛りつけるような教育をしていたら、
子供はのびのびと育たないですよね。子供たちの1番の武器である想像力がない子供になってしまいます。
「もっと続き読んで~(^^♪」
なんて笑顔で子供に言われるようになったら…
子供に本の世界の魅力が伝わる「読み聞かせ」をしたいですね(^^)