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「アリとキリギリス」とは、イソップ寓話(童話)の1つです。
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「アリとキリギリス」の内容・あらすじ
ある春の日のことです。
働き者のアリたちは、みんな1列になって食べ物を巣の中に運んでいました。
そんなアリたちの様子をキリギリスは寝転んで不思議そうに眺めていました。
「あぁ~あ、こんなポカポカ陽気なのに、アリさんたちはなんであんなに働いてばっかりなんだろ…?少しは休めばいいのに…」
夏になり、食べ物もいっぱいで他の動物も外を走り回っています。
そんな中、アリたちは汗をかきながら、一生懸命食べ物を運んでいました。
一方、遊び好きなキリギリス…
「アリさ~ん、そんな働いてばっかりいないで、僕と一緒に遊びませんか~?」
と、キリギリスはアリたちに声を掛けました。
「ありがとうございます。でも僕たちは冬に備えて、食べ物を巣に運ばなければならないので…」
キリギリスはアリたちのことをつまらないやつだと思いました。
秋になりました。
風も少し冷たくなりましたが、食欲の秋と言われるだけあって、周りにはおいしい食べ物もまだまだありました。
それでもアリたちは、冬のために休まず働き続けました。
一方、キリギリスは…
「アリさ~ん、少しは休んでおいしい木の実のジュースでも飲みませんか~?」
キリギリスはのんきにまだ遊んでいました。
そして、とうとう冬になりました。
雪が降り始め、木々は枯れ、周りには食べ物も虫や動物もいません。
…
キリギリスは、食べ物も見つからず、お腹が減り、1人凍えて、今にも倒れそうでした。
そんな時、キリギリスは、アリたちの巣を見つけました。
チラッと覗き込んでみると…
アリたちは、これまで一生懸命蓄えてきた食べ物をみんなで分け合い、楽しそうに暮らしていたのです。
キリギリスは、申し訳そうな顔をしながら、アリさんたちに助けを求めました。
すると、アリたちは…
「アリとキリギリス」の話から学べる教訓!
ではここからは、「アリとキリギリス」の話から学べる教訓を見ていきましょう↓↓
「目先の欲」にとらわれないこと
「アリとキリギリス」の話では、アリとキリギリスの働きぶりを比較することによって、
“目先の欲だけにとらわれず、長期的計画を立てる”ことの重要性を学べます。
アリたちは、まだまだ先のことではあるものの、冬という厳しい寒さの生活を考え、しっかりと計画を立て、春からせっせと働き食糧を蓄え始めます。
一方キリギリスは、「今楽しければいい…」という考えだけ遊び回り、冬のことなどまったく考えていませんでした。
つまり、目先の欲だけのとらわれ、未来の計画など立てていなかったのです。
これは、人間たちの間でも似たようなことが、よく起こってますよね。
人間の場合は、1年単位ではなく、もっと長い期間での教訓となるかもしれませんが、、
「今だけよければいい…」
という考えは、多くの人の行動に表れているような気がします。
“楽なことばかり考え、やるべき苦労から逃げると、あとになってもっと大きな苦労となって返ってくる…”
「アリとキリギリス」では、こんなことが教訓として学べそうですね。。