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「熊と旅人」とは、イソップ寓話(童話)の1作品です。

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イソップ童話「熊と旅人」の内容・あらすじ

 

あるところに、一緒に旅をしている2人の若者がいました。

その日、2人は森の中を歩いていると、いきなり目の前の草かげから大きなクマが現れたのです。

最初にクマに気づいた男は、われ先にと一目散に木に登って逃げました。

ですが、もう1人の若者は、腰が抜けて逃げ遅れてしまったのです。

クマはのっしのっしと若者のほうへやってきます。

ですが、若者はどうしても体が動きません。

…苦肉の策で死んだふりをすることにしました。

 

それでも、クマはゆっくりと若者のほうへ近づいてきました。

若者が、息を止めて必死に祈っていると、

クマは若者の体をクンクンと嗅いだあと、体の周りをグルグルと回り始めました。

そして、どこかへと去っていったのです。

……

木に登って逃げていた若者は、クマがいなくなったのを確認してから、ゆっくりと降りてきました。

「よかったなぁ~お前、クマに襲われなくて…。それにしても何でクマはお前を襲わなかったんだ?」

すると、死んだふりをしていた若者は、こう答えました。

「…わからない。でもあのクマは僕の耳元で忠告をして帰っていったよ…」

「なんて言ったんだい?」

……

「…危険な時に、友達を置いて逃げるような人は、本当の友達ではない。そんな人と一緒に旅をするのはやめなさいっ…てね。。」

 

イソップ童話「熊と旅人」から学べる教訓とは?

 

ではここからは、「熊と旅人」から学べる教訓を紹介していきましょう↓↓

 

友達というのは「いざという時」に助けてくれる人

人は“緊急事態にどんな行動をするか”でその人の人間性がわかる…」

なんてことを言いますよね。

この「熊と旅人」では、その教訓をしっかりと表しています。

 

「熊と旅人」の中に出てくる男の1人は、危険なクマを見つけた瞬間、今まで一緒に旅をしてきた仲間のことをすぐに見捨てました。

その後、クマが去り、安全だと分かってから、いかにも友達のことを心配してたかのように寄ってきました。

ですが、これではもう遅いのです。

すぐに自分だけ助かろうとした薄情者であることはバレてしまったので、

クマに襲われずに済んだものの、友達の信頼を失うことは確実です。

 

「熊と旅人」の教訓としては、

いざという時(本当に困っている時)に自分を助けてくれる友達を持とう!」

ということと同時に、

友達を裏切るような行為はやめよう!

ということも表されています。

 

教訓というのは、当たり前のことのように思えますが、なかなかそんな友達っていないんですよね。

自分への戒めとともに、この教訓を大事にしていきたいですね(^^♪