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「注文の多い料理店」とは、宮沢賢治の児童文学作品の1つです。
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「注文の多い料理店」の内容・あらすじ・要約
ある山奥に、2人の若い紳士がイギリスの兵隊の恰好をして、狩りにきておりました。
しかし、あんまり山奥まできたものだから、帰り道がわからなくなって困っていました。
すると、目の前に西洋風の立派な家があるのを見つけました。
“レストラン 西洋料理店 WILDCAT HOUSE 山猫軒”
と看板が出ていました。
「ちょうどいい、腹も減ってきたことだし入ろうじゃないか」
と1人の紳士が言うと、もう片方も同意し、さっそく入ってみることにしました。
ドアを開け、2人はどんどん中へ歩いていくと、目の前の扉にこんなことが書いてありました。
「当店は、注文の多い料理店ですので、どうかご承知ください」と。
2人は、この張り紙を見て、「たぶんこの店は繁盛していて、お客からの注文がとても多い店なんだろう…」と思いました。
そして、扉を開けしばらく進むと、また扉があり、張り紙もありました。
「お客様、ここで髪と服の泥を落としてください」
紳士たちは、よっぽど格の高い人たちの店なんだと感じました。
またさらに進むと、またお願いする張り紙…
こんなことが何度も繰り返されました。
鉄砲を置けと言ったり、体をきれいにしてクリームを塗れと言ったり…
紳士たちもさすがに「これはおかしい…」と気づき始めます。
「“注文の多い”というのは、どうやら僕たちへの注文が多いということじゃないか!しかも、この注文はまるで“僕らを食べようとしている”みたいだ…」
そう思うと、2人は途端に体が震えてきました。
その瞬間!紳士たちが一緒に連れてきた大きな犬たち2匹が、ドアを突き破って入ってきました。
「ワン!ワン!!」
「にゃあお、ごろごろ…」
という犬と猫の吠える声だけ聞こえました、。
そして、紳士たちが我に返ると、今まであった家は、煙のように消え、紳士たちは何もない草の中に立っていたのでした。。
「注文の多い料理店」の話から学べる“教訓”を考察!
ではここからは、「注文の多い料理店」の話から学べる“教訓”を考察していきましょう↓↓
見た目ばかりで「中身がない」人は、すぐボロが出る…
「注文の多い料理店」では、
“中身(心)を鍛える”ことの重要性を教訓として学べます。
というのも、「注文の多い料理店」に出てくる2人の紳士の会話から感じられることは、
“見た目ばかり整え、中身が伴ってない”人物だということです。
動物の命をお金だけで換算していたりと、あまり道徳のない言葉が目立ちます。
(この記事のあらすじだけでは、感じられないかもしれませんので、詳しくは実際に本をご覧になってみてください)
そのため、山奥にある明らかに怪しげな1軒の化け猫レストランに簡単に足を踏み入れたり、おかしな注文を言われるがまま受け入れたりと、冷静な行動ができないでいました。
最後には、泣き崩れたクシャクシャな顔になって帰っていきます。
「注文の多い料理店」では、
“人は見た目だけでなく「心(中身)を鍛える」必要がある”ということを教訓として学べるでしょう。
宮沢賢治の児童文学の名作「注文の多い料理店」を、ぜひご覧になってみてください(^^♪