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「トラとキツネ」とは、和歌山県に伝わる民話に1つです。

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「トラとキツネ」の内容・あらすじ・要約

 

中国に住むトラは、自分のことが世界で1番強く賢い動物だと思っていました。

しかし、1匹のネズミにこんなことを言われました。

「トラさん、日本にいるキツネという動物を知っているかい?キツネは体は小さいけれど、とても賢いそうだよ」

自分以上に賢い動物などいるわけないと思っていたトラは、さっそく日本へ向かうことにしました。

 

「おい、お前がキツネか!俺と知恵比べで勝負しろ!!」

トラはキツネに向かって威勢よく吠えました。

 

すると、キツネは、、

「やぁトラさん、知恵比べも良いけど、トラさんは足がとても速いそうだね。じゃあ僕と“足の速さ”で勝負してみないかい?」

 

これを聞いたトラはニヤリと笑いました。

「俺と足の速さで勝負?…笑わせる、いいぞ一瞬で勝負をつけてやる!」

足の速さに自信のあったトラは、体の小さいキツネなんかに負けるわけないと思っていたのです。

 

「それではトラさん、明日の朝に、この山からあちらの山まで、どちらが早くたどり着けるか勝負しましょう」

 

翌朝になり、さっそく競争が始まりました。

「よーい、どんっ!」

トラは合図と同時に勢いよく、向こうの山へ向かって猛スピードで走っていきます。

そして、あっという間にゴールの山へとたどり着きました。

 

「はぁ…はぁ…どうだ!やっぱり俺のほうが速いだろう!!」

自信満々に叫びます。

しかし…

「やぁやぁトラさん、ずいぶん遅かったですねw」

なんと、勝ったのはトラではなく、キツネでした。

 

「なにっ!そんなはずはない…もう一度勝負だ!!」

キツネはこころよく再戦を受け入れます。

 

しかし…

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

何度やってもトラはキツネに勝てませんでした。

 

「もう参った!俺はお前に勝つことはできん!!」

トラは諦めて、自分の国へと帰っていきました。

 

・・・・・・

 

さてさて、

なぜ、トラよりも“足の遅い”キツネがこの勝負に勝てたのでしょうか?

それは、キツネは1人ではなく、複数で戦っていたからです。

つまり、あらかじめゴールに別のキツネを置いてから勝負していたのでした。

だから、トラは何度やってもキツネに勝てなかったのです。。

 

「トラとキツネ」の昔話から学べる“教訓”を考察!

 

ではここからは、「トラとキツネ」から学べる“教訓”を考察していきましょう↓↓

 

「絶対に勝てる戦略」を立てること

「トラとキツネ」の昔話からは、

“自分が「絶対に勝てる戦略」を立てること”の重要性について学べます。

 

「トラとキツネ」での勝負は、“足の速さ”でした。

まともにやったら、どう頑張ってもキツネはトラには適いません。

ですが、キツネは「戦略(知恵)」を使ったことで、簡単にトラを打ち負かしました。

 

これをズルと一言で片付けることもできますが、

特にビジネスの世界で生き残っている多くの企業は、自分たちがずっと勝ち続けられる仕組みを構築してるような気がします。

(ビジネスの場合、儲かる仕組みと言ったほうがいいかもしれません。)

 

「トラとキツネ」の昔話からは、

“自分と相手を知り、絶対に勝てる「戦略」を立てること”

の重要性を教訓として学ぶことができます。。