デスクワークなど長時間椅子に座る時の『疲れにくい正しい座り方』を学べます。。
目次
「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!【要約・書評・レビュー】
・座ってすぐに脚を組んでしまう癖がある
・頻繁に脚を組みかえてしまう
・背もたれにもたれかかってしまう
・座ってるより立ってるほうが楽だと感じることがある
・パソコン画面に張り付くように猫背になってしまう
などなど、
もし1つでも当てはまるものがあるのなら、
もしかしたらあなたは“短時間でしか通用しない座り方”をしている可能性があります。
というのも、「ロルフィング」と呼ばれるアメリカ発祥のボディワークセラピストとして活動している藤本靖さんは、このようなことを言っていました。
↓↓
「椅子に座るとすぐ変な姿勢になって疲れてしまう…」という方のほとんどは、
“長時間でも疲れにくい座り方”を意識していない。
「ロルフィング」とは、重力と調和のとれた身体を目指す!というコンセプトのもと行われている手技療法です。
この“正しい座り方”を知らずに、
ただ「腰が痛いから整体院に行こう!」と体をほぐしてもらったところで、根本的な解決には結び付かないかもしれません。
今回は、ロルフィング式『“疲れにくい”正しい座り方』について紹介していきましょう。。
デスクワークで腰が痛くなりやすい人は“お尻で”座りすぎ!
少し思い出してみてください。
あなたは椅子に座る時、いつもどんな感じで座っているでしょうか?
…
ドカッ!
と椅子に腰かけてはいなかったでしょうか?
立っているのが疲れたから、思う存分“お尻で座る”
…
この座り方は、短時間ではいいかもしれませんが、長時間座るとなるとあまり良くない座り方のようです。
これには、座るという意味が関係してきます↓↓
確かに椅子に座る時って、あんまり“脚の使い方”を意識することは少ないですよね。
脚がつかないほどの高い椅子を設置してる店も多いですし…
「椅子に座っても疲れやすい…」
という場合は、
お尻に負担をかけすぎている!
ということが、原因の1つである可能性があります。
なので、椅子に座る時に意識すべきなのは、
左脚、右脚、お尻の3点で座る!
これらを心掛けることが“楽に座る秘訣”ということですね。。
「3点で正しく座る」ための簡単なワーク!
ここでは、お尻・左脚・右脚の「3点で正しく座る」ための簡単なワークを紹介していきましょう。
重要なポイントは、“お尻だけでなく脚にも体重をかける”ということを意識しながら行ってみてください。
椅子に座った状態から、両手をお尻の下あたりに挟んでください。
その時に、両側にそれぞれ出っ張った骨があるのがわかると思います。(座骨と言います。)
その座骨部分の少し前側に手の平を挟みます。
…
これだけでも、脚側に重心を移動しやすくなったのを感じたのではないでしょうか?
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手の平をお尻の下に挟んだまま、グーっと前に体を傾けていきます。
この時、お尻にかかっていた体重を足裏に移動するように、しっかりと重さをかけていきます。
↓↓↓
前に傾けた身体をゆっくりと起こしてきます。
ここで注意したいのが、
傾けた体を起こしていく際に、上半身の力で起き上がってきてはいけない!
ということです。
つまり、上半身には力を入れず、足裏で床をグッと押すようにして起き上がってくるのです。
このワークを何度か繰り返していくと、骨盤あたりが動きやすくなっているのを感じるでしょう。
そして、骨盤の動きがスムーズになったのを感じたら、手をお尻から引き抜いた状態で先ほどと同じようなワークをもう一度繰り返していきます。
そうすると、自然と左脚・右脚・お尻の3点を意識した“疲れにくい”「正しい座り方」ができるようになっているはずです。。
姿勢は崩さず、正しく椅子に座ったほうが楽できる!
3点を意識した椅子の座り方のワークはたったこれだけです。
今まで「疲れにくい正しい座り方」を意識したことがないというのであれば、ぜひ試してみてください。
きっと以前より、「姿勢は良いのに楽に座れる…」という感覚を体験できることでしょう。
また今回紹介した、体に負担をかけないようにするワークは、
【「疲れない身体」をいっきに手に入れる本 目・耳・口・鼻の使い方を変えるだけで身体の芯から楽になる!】
の中で紹介されていたワークのほんの一部です。
- 「3点で楽に座る」ワーク-その2
- 立ちっぱなしでも疲れにくくなるワーク
- パソコン作業時に目の負担を減らすワーク
- 苦手な人ともうまく付き合える「距離感」ワーク
- 「頭・胸・腹」自分を見失わない身体の軸を作るワーク
などなど、もちろんこれだけではありませんが、
仕事や勉強で疲れた体を癒す方法が盛りだくさんに紹介されている書籍です。
もし少しでも、仕事や勉強をする時の身体の負担を減らし、作業に前向きに取り組みたい!
という思いがあるならば、ぜひ読んでみることをおすすめします。。
立っているより座っているのが楽なのは、身体を支えるポイントが増えるからです。
身体を支えるポイントが増えると楽になるのは、片脚立ち(ポイント1つ)より、両脚立ち(ポイント2つ)のほうが楽なことからもわかりますよね。
「座る」というのは、両脚立ちに、お尻というポイントが増えて3点で身体が支えられるようになるから楽なんです。