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「勝ち抜く力をつける勉強法―子どもを路頭に迷わせないために」レビュー・要約・感想
「勝ち抜く力をつける勉強法―子どもを路頭に迷わせないために」では、
主に5教科(国語・算数・理科・社会・英語)の勉強法について紹介されていました。
今回は、「国語の勉強法」に絞って、本書の一部のアイデアを紹介していきます↓↓
国語力=「要約力」
「言ったことを全然理解してない…」
「なに言ってるのかわからない…」
…
こんな人って多いですよね。
この原因は、文章を理解する能力が欠けていたり、自分の考えをまとめる力が不足していたり…
つまり、「国語力」が足りないために起こるわけですが、、
著者の和田秀樹さんは、『国語力=“要約力”』だと断言しています。
国語力の低い人は、「物事を要約する力」が欠けていると言います。
だから、自分の考えをまとめられず、相手に何かを伝える時でもうまく伝えられないという状態になってしまうというのです。
文章を読んだあとは、何が書いてあったかをまとめられなければ、理解したことにはならないのだ。(P-79)
「国語力の基本は“要約力”」
和田秀樹さんは、本書の中でこう断言しているほど、「要約力」というのは重要ということでしょう。。
「辞書を引く習慣」が言葉の基礎を作る!
できる人は、わからない言葉があると、辞書を引いて正確な意味を理解しようとする。
記憶を元に自分勝手な想像で思考を組み立ててしまうから、考える力も伸びない。
辞書を引くことを苦にしない習慣づけをしてあげることが重要である。(P-77)
「わからなかったら辞書を引く…」
って当たり前のことのようですが、この行為を嫌がる人って多いですよね。
この多くの理由は、「めんどくさいから…」です。
でも、わからないことをわからないままにしておいたら、
ずっと知識は「わからないままor間違ったまま」です。
“こまめに調べること…”を習慣化できるようにしていきたいですね。。
小説家も推奨!良い文章を「丸暗記」すること!
なぜ文章の丸暗記を勧めるかというと、良い文章を書くためには良い文章を覚えておいたほうがいいからだ。
うまい人の書き方を真似すれば、良い文章になるのである。
なぜ、「良い文章を丸暗記する」ことが効果的なのでしょうか?
…
実はこの方法は、小説家たちの修行の1つでもあるようです。
小説家は、名文を書けるようになるために、太宰治などの歴史に残る小説家たちの文章をまず丸写ししたそうです。
良い文章をいくつも覚えておくと、書く時についそういうものを使いたくなるし、自然ときれいな文章になっていく。
文章の丸覚えというのは、教養にもつながるから、小さい頃から良い文章を与えては、丸覚えさせることが、国語教育の賢い方法と言える。
「良い文章を“体に刻み込む”ことで、自然と良い文章が書けるようになる…」
よく考えてみれば確かに、語彙力の多い人と一緒にいれば、たくさんの言葉を覚えますし、きれいな日本語を使っている人といれば、自然とその言葉遣いに染まっていきますよね。
『良い文章を丸暗記する』
ぜひ、参考にしたいものです。。
今回紹介した内容は、「勝ち抜く力をつける勉強法―子どもを路頭に迷わせないために」で学べるほんの一部です。
他にも、5教科(国語・算数・理科・社会・英語)についての勉強法がたくさん紹介されていました。
もし気になった方は、ぜひ読んでみてください。
オーディオブックでしたら、こちらから(無料)聞くことができましたので、気軽に聞いてみてはいかがでしょうか。。
この人は教養があるな、おもしろいな…という人は、さまざまなことを要約して頭の中に放り込んでいる。
読解力の基本は要約力なのだ。(P-79)