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「わらしべ長者」とは、日本のおとぎ話の1つで、
“貧乏な若者が1本のわらしべを他のモノに交換していくことで、お金持ちになっていく”というお話です。
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「わらしべ長者」あらすじ・要約
昔々、あるところに、1人の貧乏な若者がいました。
ある日、若者は、神様のほこらでこんなお願いをしました。
「神様お願いします。おれは貧乏でここ最近メシを食ってません。どうか、ほんの少しでいいから毎日食い物にありつけつようにしてください!」
男がこう祈ると、どこからともなく不思議な声が聞こえてきました。
「ここから帰る時に、1番最初に手にしたものを大切に持って歩いていなさい。」
それを聞いた若者は、期待を胸に帰っていきました。
若者は帰り道、石につまずいて転んでしまいます。
その時、偶然手に何かを掴んでいました。
…
それは、1本のわらしべでした。
「こんなものが…」
若者は、神様を少し疑ってしまいましたが、とりあえず信じてそのまま歩き続けました。
すると、子連れの娘が声をかけてきました。
「あの、その手に持っているものを私に譲っていただけませんか?私の子供がそれが欲しいとダダをこねているもので…」
若者はこころよく持っていたわらしべを男の子にあげました。
そして、そのお礼にと3つのミカンをくれました。
若者は、またそのまま歩き続けていると、今度は小太りの商人が話しかけてきました。
「ちょうど、水を切らしていてな…君のミカンを譲ってくれんかね。」
若者がまた、こころよくミカンを譲ってあげると…
「わらしべ長者」の内容から学べる“教訓”3つのポイント!
ではここからは、「わらしべ長者」の内容から学べる教訓を3つのポイントに分けて紹介していきましょう↓↓
「思い込み」がチャンスを狭める
私たちは差はあれど、「思い込み」というものを持っています。
生きてきた経験やその時代の常識から、
「こんなことやったって意味がない…」
「なんだ、こんなものが役に立つはずがない…」
などなど…。
ですが、この「わらしべ長者」の童話だけでなく、
実際に現実世界で、成功を掴んだ成功者の多くの話を聞いていると、
「成功するアイデアは“目の前”にたくさん転がっている…」
などという話をよくしています。
つまり、実は目の前にチャンスがあるのに、自分の「先入観・思い込み」からそれが見えなくなっているのです。
自分の盲点がチャンスを逃しているともいえます。
「わらしべ長者」からは、“自分の視野を広げること”が学べそうです。。
まずは「自分から」与える
「わらしべ長者」では、いきなり相手から何かを得ようということはありませんでした。
初めは、わらで遊びたいといった子供に与え、その見返りとしてミカンを貰いました。
そのあとは、ミカンを食べたいという人に与え、その見返りとして立派な反物を貰いました。
そのあとも同じようにして、
“まずは自分から相手を助ける”ことで、
相手からそのお返しとして、1つのわらしべがどんどんと大きな価値のあるものへと変わっていったのです。
心理学の世界の有名な法則として「返報性の原理」というものがあります。
これは、人から何かを貰ったり、何かしてもらった時には、相手に何かお返しをしなければ…という感情が働くことを意味します。
この考えは、ビジネスだけでなく、一般の生活でも心掛けるべき教訓になるでしょう。。
1つの考えを信じて、「行動」すること!
チャンスを掴むには、ただ寝ているだけでは一生掴むことはありません。
思いついたこと(アイデア)を信じて、行動しなければいけないのです。
「わらしべ長者」では、
神様に言われた「このあと最初に手にしたものを大切に持って歩いていなさい」という1つの教えを守るということからお金持ちへの道が始まっています。
男が最初に手にしたものは、明らかにお金持ちとは程遠いわらしべでした。
ですが、男は神様の教えを信じて、わらしべを持って歩き続けます。
つまり、疑いを持ちながらも“とりあえず行動した”のです。
それが、貧乏な男をお金持ちへと導いたのです。
よく成功には、失敗しても挑戦し続けることが必要不可欠だと言いますが、まったくその通りでしょう。。
日本に昔から伝わる名作「わらしべ長者」をぜひご覧になってみてください(^^♪