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「ネズミとゾウ」とは、トルコの昔話の1つです。
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「ネズミとゾウ」内容・あらすじ
ある日、1匹のネズミが1枚の鏡を拾いました。
その鏡はある魔法がかけられた鏡で、その鏡を見た者は、自分が強くなったと思い込む鏡でした。
ネズミは、鏡をのぞき込み、自分が世界で1番強い動物だと思い込むようになってしまいました。
ネズミはそれからというもの、道の真ん中をいばり散らして歩くようになりました。
「さぁ、どんなやつでもかかってこい!」
しばらくすると、年寄りのおばあさんネズミに会いました。
「こぉれ!そこのぼうや!そうやって偉そうに道の真ん中を歩いてると、ゾウに踏みつぶされてしまうよ」
ネズミは、世界で1番強いと言われるゾウという動物がいることを知りました。
ですが、今のネズミには怖いものなどありません。
ネズミは、ゾウを探すことにしました。
「お前がゾウか!!」
「僕はトカゲだよ」
「ん…お前がゾウだな!」
「なにを言ってるの?私はウサギよ」
なかなかゾウが見当たりません。
…
と、歩き回っていると…
ドンっ!
何か大きな柱にぶつかってしまったと思いました。
ですが、それは柱ではなく、本物のゾウでした。
ネズミは、とうとう見つけたとゾウに勝負を挑むことにしました。
「やい!お前がゾウだな!俺と勝負だ!!」
…
しかし、ゾウは振り向きもしません。
「このぉ…見てろー」
ネズミはゾウの足をつたってゾウの上へと乗り、思いっきり飛び跳ねました。
ですが、ゾウは依然としてネズミを無視したままです…
と、その瞬間!!
ゾウは鼻から勢いよく体に水をかけました!
「うぎゃぁ~~!!」
ネズミはその水に流され、危うくおぼれかけました。
「くそぉ~世の中にこんな強いやつがいたなんて…」
ネズミは世の名の広さを知りました。
…
もっとも、ゾウは最後までネズミのことなど気にしていなかったのですが。。
「ネズミとゾウ」の内容から教訓として学べるポイント!
ではここからは、「ネズミとゾウ」から教訓として学べることを紹介していきましょう↓↓
挑戦する前に「自分と相手を知ること」の重要性
「ネズミとゾウ」に出てきたネズミは、自分が世界で1番強いと思い込んでいました。
だから、ゾウに真っ向勝負を仕掛けたのです。
誰の目から見ても、ネズミがゾウに真っ向勝負で勝てないことは明らかでした。
ではなぜ、ネズミはこんな無謀なことをしたのでしょうか?
…
それは、「知識」がなかったからです。
ゾウがこれほど大きくて強いことを知らなかった…
自分が小さな体をしたネズミだということを知らなかった…
つまり、相手と自分について知るということを怠ったのです。
世の中の広さを知らなかったからこそ、
ネズミはゾウに勝ち目のない真っ向勝負を挑んでしまいました。
時には、飛び込む勇気も必要ですが、
それ以上に「ネズミとゾウ」では、挑戦する前に「自分と相手を知ること」の重要性が学べます。。